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WBOバンタム級王者 武居由樹 9.3元世界王者の比嘉大吾とV1戦 KO必至の強打者対決

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 WBOバンタム級王者の武居由樹(大橋)は9月3日、有明アリーナで開催の「NTTドコモ presents Lemino BOXING」のセミで同級1位で元WBCフライ級王者の比嘉大吾(志成)と初防衛戦を行う。武居は16日、都内で開かれた記者会見にメインの井上尚弥(大橋)とともに出席。合宿中の比嘉はオンラインで会見に参加した。

左から八重樫トレーナー、武居、大橋会長

 K-1王者からボクシングに転向した武居(28=9勝8KO)はサウスポーの強打者で、デビューから8連続KO勝ちをマーク。5月の世界初挑戦で、WBO王者ジェーソン・モロニー(オーストラリア)を判定で下して戴冠した。今回が初防衛戦となる。

 会見で武居は「話を聞いて、客観的に見て面白そうなカードだと感じた。大吾さんはガンガン前に出てきて気持ちが強くてハードパンチャー。自分もそれに対応してバチッと倒したい」とKO勝利を宣言した。

 武居が「大吾さん」と呼ぶよのは、比嘉とコンビを組む野木丈司トレーナーのフィジカルトレーニングに参加し、比嘉とは面識があるからだ。野木トレの常連だった八重樫トレーナーは「一緒に練習した仲間と戦うのは驚き」としながら、「(比嘉は)突破力のある選手なので、武居の距離、独特のタイミングを突破されたときにどうなるのか」と試合のポイントを語った。

 一方、15連続KO勝利の日本タイ記録を持つ比嘉(28=21勝19KO2敗1分)は17年5月、フアン・エルナンデス(メキシコ)を下してWBCフライ級王座を獲得。3度目の防衛戦で計量に失格、王座はく奪となった。復帰後は現IBFバンタム級王者のサウスポー西田凌佑(六島)に敗れるなど苦しんだ時期もあったが、ここにきて2連続KO勝ち。6年5ヵ月ぶりの世界戦で2階級制覇を目指す。

 会見で「戻ってくれてうれしいです」と口にした比嘉は「相手はパンチのある選手なので、すぐ終わったり、終わらされたりする可能性がある。気を引き締めて前に出たい」とこちらも真っ向勝負を宣言した。


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