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米国を代表するプロモーション、トップランクとゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)がサウジアラビアでビッグイベントを開催する同国娯楽庁長官トルキ・アラルシャイフ氏と複数イベントの共同プロモーション契約を結んだ。両プロモーションがそれぞれメディアに通達した。
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アラルシャイフ氏は「リヤド・シーズン」の仕掛け人で、5月には英大手プロモーションのマッチルームボクシング、クイーンズベリープロモーションズと組んでオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)vs.タイソン・フューリー(英)のヘビー級4団体統一戦を実現するなど近年目覚ましい活躍を見せている。
8月3日にはロサンゼルスで、テレンス・クロフォード(米)がWBA・S・ウェルター級王者イスライル・マドリモフ(ウズベキスタン)に挑戦する一戦をメインに米国進出第1弾を開催する。
その1週間後の同月10日、GBPはラスベガスでパーフェクトレコードを誇るバージル・オルティスJr(米)がWBC・S・ウェルター級暫定王者セルヒイ・ボハチュク(ウクライナ)に挑む一戦を開催。このイベントがリヤド・シーズンとGBP共催第1弾となる。
一方、トップランクはまだ具体的なスケジュールを発表していないが、24年と25年にわたり、リヤド・シーズンと合計12回のイベントを挙行すると発表。これまでプロモーター間の壁に阻まれて実現しなかったカードが一気に具体化する可能性が拡がる。