WBC世界フライ級王座決定戦が4日、タイで行われ、同級2位のフアン・エルナンデス(メキシコ)が同1位ナワポーン・ソールンビサイ(タイ)に3回2分23秒TKO勝ち。王座を返上してS・フライ級タイトルを獲得したローマン・ゴンサレス(ニカラグア)の後継王者となった。
2011年8月、WBC世界ミニマム級王座を保持していた井岡一翔(井岡)に挑戦して敗れているエルナンデスが敵地でベルトを獲得した。3回、エルナンデスはアッパーでナワポーンにダメージを与え、左フックでダウンを奪う。立ち上がったナワポーンに追撃してストップ勝ちを呼び込んだ。
エルナンデスは34勝25KO2敗。兄の元WBC世界S・フライ級王者スリヤン・ソールンビサイに続く兄弟世界王者誕生に失敗したナワポーンは36勝28KO1敗。
WBCフライ級はOPBF王者、デビューから11連続KO勝利をマークしている比嘉大吾(白井・具志堅S)が3位につけている。比嘉陣営は夏までに新チャンピオンへの挑戦を希望している。