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フェニックスバトル120の計量が26日に行われ、タイトルマッチ3試合に出場する全選手が合格した。あすの試合はLeminoで無料生配信される。
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メインのOPBF・S・バンタム級戦は王者中嶋一輝(大橋)がリミットの55.3キロ、挑戦者の和氣慎吾(FLARE山上)が55.1キロ。前戦(中川麦茶に判定勝ち)では落ち着いたボクシングを徹底した中嶋は「ここをしっかり勝って先につなげたい」。これまで獲ったOPBFバンタム級、WBO-AP・S・バンタム級の王座では初防衛に失敗しているだけに何としても守りたいところ。
37歳、これが42戦目の和氣は相変わらず調整がうまく、今回もしっかりと仕上げた様子。「やれることはすべてやってきた。とにかく勝つことしか考えていません」と語るベテランはチャンピオン復帰にかけている。このサウスポー対決は戦前の本誌予想で中嶋に傾いているが、さて――。
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セミの日本S・フェザー級戦は王者奈良井翼(RK蒲田)、挑戦者福井貫太(石田)がそろって58.8キロでクリア。戴冠戦で評価をアップさせた奈良井、初挑戦の福井ともに仕上がり万全といった様子。ともに過度の気負いを感じさせず、張りのある試合が期待できそう。
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セミセミの日本ウェルター級王座決定戦は1位石脇麻生(石田)がリミットの66.6キロ、4位セムジュ・デビッド(中日)は65.7キロ。直近の試合は湯場海樹(ワタナベ)にいい勝ち方をした石脇に対し、セムジュは中国で初黒星と明暗が分かれているが、あすのリングではどうか。