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WBO・IBFミドル級王者ジャニベク・アリムハヌリ(ウズベキスタン)対IBF指名挑戦者アンドレイ・ミハイロビッチ(ニュージーランド)は10月4日、豪州のシドニーで開催されることになった。アリムハヌリをプロモートするトップランクが発表した。
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このカードは7月13日ラスベガスで挙行される予定だった。しかし最終会見後にアリムハヌリが脱水症状を起こして入院したため延期。その後、開催権を巡って入札に持ち込まれ、35万ドルを提示したトップランクに対してミハイロビッチのプロモーター、ノーリミット・ボクシングが35万1000ドルをオファー。世界タイトルマッチの入札では珍しい、わずか1000ドル(約14万5000円)の差で落札した。
S・ウェルター級のティム・チューやS・バンタム級のサム・グッドマン(ともに豪州)らを擁するノーリミット・ボクシングはミハイロビッチがホームリングにする豪州で2団体統一タイトルマッチを実現させた。
仕切り直しにあたりアリムハヌリ(15勝10KO無敗)は「シドニーは2000年のオリンピックでカザフスタンから2人の金メダリストが生まれた。縁起がいい場所で私は戦う。みんなが思っているように私にとってイージーな試合になるだろう。早いノックアウトを目指す」と自信を隠せない。
一方ラスベガスでドタキャンにあったミハイロビッチ(21勝13KO無敗)は「彼をチャンピオンとしてリスペクトしているが、彼は私をリスペクトしていないようだ。ジョセフ・パーカーらといっしょに歴史に名前を残したい」と世界王座奪取に意欲を見せる。