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秋の全国交通安全運動初日の21日、IBF世界バンタム級王者、西田凌佑(六島)が出身地の奈良県香芝市で香芝警察署の一日警察署長を務め、交通事故防止を呼びかけた。
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香芝市役所前で行われた委嘱式で、山口尚久署長から委嘱状と一日署長のタスキを受けた西田は「みなさんの力で交通事故を減らすように努めましょう」と力強く宣言。香芝市交通対策協議会会長の三橋和史・香芝市長が「本日から10日間交通安全の県民運動がスタートします。1件でも多く事故を減らしましょう」とアピールした。
出発式では香芝西中学校の吹奏楽部37人が銀河鉄道999などを演奏。西田は右フックで飲酒運転と書かれたパネルを打ち破った。このあと、協議会のメンバーらと幹線道路で交通安全を訴えた。西田は「地元のみなさんのお役に立てて、よかった」と感想を話していた。初防衛戦はまだ決まっていないが、12月に行われる予定で、しっかり練習を積んでいるという。