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サウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナで12日(日本時間13日)に開催されるL・ヘビー級4団体統一戦の最終会見が10日、行われた。アンダーカードの後、WBC・IBF・WBO王者アルツール・ベテルビエフ(ロシア/カナダ)とWBAスーパー王者ドミトリー・ビボル(ロシア)がステージに登場。2人は静かに闘志を燃やした。
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これまで20勝20KO無敗の完ぺきレコードを誇るベテルビエフはIBF王座を皮切りに、WBC、WBO王座を集めてきた。「いい試合をしたい。その準備をしている。ドミトリー、準備はできているか。私はオーケーだ」と多くを語らず、質問をはぐらかした。
一方、暫定王座を合わせて12度の防衛を果たしているビボル(23勝12KO無敗)は2年前にカネロ・アルバレスを破るなど安定した力を誇る。「アルツールはグレートなチャンピオン。だからエキサイトしているし、ナーバスにはなっていない。彼は私が欲しいものを全部持っている。彼はベルトだけではなく、スキルを兼備している。私のスキルを診断するアメージングなチャンピオンだ」と相手を立てながらもコンディションのよさをアピールした。
勝者はロイ・ジョーンズJr以来のL・ヘビー級「比類なきチャンピオン」となり、「4団体時代」となってからは初の偉業を達成する。