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明日有明アリーナで予定される「PRIME VIDEO BOXING 10」Day2に出場する選手たちの公式計量が13日午後、東京ドームホテルで催され、3つの世界タイトル戦、那須川天心が王座に初挑戦するアジアパシフィックタイトル戦の出場選手8人全員が契約ウェイト以下を計測して試合前の最終関門をパスした。
WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(M.T)はリミットを100グラム下回る53.4キロ、対する挑戦者ペッチ・ソー・チッパッタナ(タイ)は約400グラム下回る53.2キロ。
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WBO世界S・フライ級王者の田中恒成(畑中)はリミットちょうどの52.1キロ。挑戦者(5位)のプメレレ・カフ(南アフリカ)はやや軽い52.0キロ。
WBO世界フライ級チャンピオンのアンソニー・オラスクアガ(米国)は50.6キロ。対する1位挑戦者のジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)は50.7キロ。
空位の王座を争うWBOアジアパシフィックバンタム級王座決定戦に出場する同級1位の那須川天心(帝拳)はリミットの53.5キロ。対する同2位のジェルウィン・アシロ(フィリピン)は300グラム軽い53.2キロだった。
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全員が計量を一発でパスし、関係者もホッとしていた。前回相手の体重オーバーによる失格で試合が中止になっていた田中恒成は、今回試合が成立して「当たり前のことです」とひとこと。計量後一番じょう舌だったのはやはり那須川天心で、自らのボクシングについて「さらに進化している」といい、「宇宙系ボクシングを見せる」と公約した。