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WBCは最新ランキングでフェザー級暫定王者だったブランドン・フィゲロア(米)を正規王者に昇格させた。正規王者だったレイ・バルガス(メキシコ)は休養王者へシフトされた。
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バルガス(36勝22KO1敗1分)は22年にマーク・マグサヨ(フィリピン)との接戦を制してS・バンタム級に続く2階級制覇に成功した。しかしその後2度しかリングに上がっていない。その一つは1階級上のWBC・S・フェザー級王者オシャキー・フォスター(米)に挑んで判定負け。防衛戦は1度だけで、今年3月にニック・ボール(英=現WBAフェザー級王者)に2度ダウンを喫したものの、ドローできわどく王座を守った。今のところ試合予定がなく、WBCが今回の決断を下したと思われる。
昨年3月、マグサヨに勝って暫定王座に就いたフィゲロア(25勝19KO1敗1分)は今年5月に元S・バンタム級王者ジェシー・マグダレノ(米)にKO勝ちで防衛に成功。これまで唯一の黒星を喫しているスティーブン・フルトン(米)と12月7日、ヒューストンで対戦する。
当初フィゲロアvs.フルトンは暫定王座戦だったが、WBCフェザー級正規タイトルが争われる。最新ランキングで2位のフルトンも2階級制覇がかかる。当日のメインはWBAライト級王者ジェルボンテ“タンク”デイビス(米)がWBA・S・フェザー級王者ラモント・ローチ(米)の挑戦を受ける。