WBO世界ミニマム級暫定王者の福原辰弥(本田フィットネス=写真)が正規王者に昇格する。正規王者の高山勝成がプロ引退を表明し、王座を返上したことによるもの。
WBOは昨年8月の王座決定戦で加納陸(大成)を下して王者となった高山が、けがのため防衛戦を行えないとして、暫定王者の設置を決定。今年2月27日に熊本で行われた暫定王座決定戦で、2位の福原が1位モイセス・カジェロス(メキシコ)を2-1判定で下し、暫定王座に就いた。
これにより正規王者の高山と暫定王者の福原は対戦を義務付けられたが、高山が今月3日、プロ引退を表明。これを受けてJBCがWBOに高山の引退と王座返上を伝えた。
これに対してWBOからJBCに返答はないが、JBCによると、WBOルールに従って福原が正規王者に自動昇格する。次回発表のランキングで正式に明らかになる見通し。