日本フライ級チャンピオンの粉川拓也(宮田=写真右)が7月15日、後楽園ホールの「DANGAN163」で8位の大嶽正史(石橋=写真左)を迎えて3度目の防衛戦を行うことが決まった。
暫定を含め過去2度の世界挑戦経験がある実力者、粉川(26勝13KO4敗)は昨年7月、空位の日本王座をかけて斉藤洋樹(ワタナベ)に勝利して2度目の日本タイトルを獲得。今回が3度目の防衛戦となる。現在世界ランキングはIBF8位、WBA11位、WBC15位につけており、再び世界の舞台に立つために力をアピールしたい一戦だ。
2001年にプロデビューし、10日に37歳の誕生日を迎えた大嶽は15勝7KO14敗3分の戦績が物語る通りの苦労人。4連敗して迎えた昨年12月、神戸で日本L・フライ級3位だった杦本健太(明石)に殊勲の勝利を挙げてランク入り。もちろんタイトル挑戦は初めてで、格上の粉川にボクシング人生のすべてをぶつける覚悟だ。
アンダーカードでは日本フライ級8位の田之岡条(小熊)が住友将吾(RK蒲田)と対戦するほか、日本フェザー級11位の荒谷龍人(KG大和)と熊谷直昭(T&T)の一戦などが組まれている。