6日(日本時間7日)ラスベガスのT-モバイル・アリーナで急きょ発表されたサウル“カネロ”アルバレスvsゲンナジー・ゴロフキン=写真=のドリームマッチは9月16日に開催されることが決定。ゴロフキン擁するK2プロモーションのトム・ルーファー氏によると、試合会場は3か所の候補が上がっているという。
カネロがフリオ・セサール・チャベスJrとのメキシカン対決に圧勝した翌日、ゴロフキンとルーファー氏がリング誌とロサンゼルスタイムス紙のインタビューに答えたもの。
それによると、ゴロフキンは生観戦した前夜の試合を「少し退屈だった」としながらも、キャリア最重量となるミドル級160ポンド超の164ポンドで戦ったカネロについて「彼はよく見えた」とライバルの動きを評価。「我々は同じサイズでパワーがある。スタイルも同じだ。そう、メキシカン・スタイルだ」と好ファイトを保証した。
長期の交渉の末に実現したドリームマッチだが、試合会場はまだ発表されていない。ルーファー氏は「アーリントンのAT&Tスタジアム、T-モバイル・アリーナ、マジソン・スクエア・ガーデンが候補だが、他の候補が挙がる可能性もある」とコメントした。
同氏はカネロとの試合にゴロフキンがWBCベルトをかけるつもりだとも明言。しかし、カネロはかつてミドル級王座をはく奪したWBCに不信感を持っており、チャベスJr戦でWBCが用意した特製ベルトを拒否するなど、WBCとの関係に不穏な空気が漂っている。この点に関してルーファー氏は「それは彼の問題だ」と語るにとどめた。