27日(日本時間28日)地元シウダーオブレゴンのリングに上がったWBO・S・フェザー級1位オルランド・サリド(メキシコ)はアリスティディス・ペレス(コロンビア)を棄権に追い込み約1年ぶりに復帰を果たした。
3回にダウンしながら、最後はしっかりTKO勝ちしたサリド(左)
昨年6月初旬のフランシスコ・バルガス(メキシコ)戦の激闘(結果はドロー)以来の試合となったサリド。スタートからボディー連打を中心にペレスを攻め立てる。早くもストップ勝ちの予感が漂った3回、コロンビア人の右アッパーが命中。サリドが倒れる。
ぺレスは8回開始にコーナーから立たず
ダメージは少なくなかったが、ここをパンチを返して乗り切ったサリドは4回から再び攻勢。毎ラウンド、サリドの猛攻に晒されるペレスだが、ダウンを拒否。しかし7ラウンド終了後コーナーを立たず、レフェリーはカウントを数え、8回10秒サリドのKO勝ちとなった。
元WBOフェザー級、S・フェザー級王者サリドは44勝31KO13敗4分。試合後、現王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)との第2戦を希望している。ペレスは30勝16KO10敗2分。
セミ格で行われたWBC女子L・フライ級暫定王座決定戦は、ティファナのケニア・エンリケス(メキシコ)がテキサスからやってきたマリア・サリナス(米)に3回1分57秒TKO勝利。このクラスの正規チャンピオンはエスメラルダ・モレノ(メキシコ)が君臨する。
またIBF・L・フライ級13位ヒルベルト・パーラ(メキシコ)が同国のホセ・リバスに8回3-0判定勝ち。Photo/Zanfer Promotion