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3年ぶりの世界戦リングに立った帝里。前回ゾラニ・テテ戦の反省を生かし、ポイントを取りに行くことを宣言していたが、出だしからアンカハス・ペース。同じサウスポーのアンカハスが出てくるところに合わせる左を初回から狙ってはいたが、後手に回る。左クロスを有効に決めたのはアンカハスで、2回帝里は早くも右マブタを切ってしまった。
帝里は5回、やや自分から打ちだしたものの、繰り出すパンチの数でもチャンピオンが上を行く。さらに右目上の腫れも気になり、厳しい展開が続く。迎えた7回、帝里は打って出たが、アンカハスの迎撃に遭う。左右のアッパーから右ボディー打ちを返されて、その場にダウン。帝里は鼻血を流しながら立ち上がったが、主審にストップされた。
アップセットを起こして世界奪取を期した帝里だが夢はかなわず。19勝3KO2敗1分となった。総合的に上回ったアンカハスは27勝18KO1敗1分。