論議を呼ぶドローに終わったゲンナジー・ゴロフキンvsカネロ・アルバレスのミドル級統一戦。試合に賭けたファンがスコアカードに不満を表し、地元ラスベガスのブックメーカーに殺到する事態に陥った。これに対してシーザース・パレスなど一部のホテル&カジノで賭け金を払い戻す処置がとられている。ESPNなどが伝えた。
対象はゴロフキン、カネロいずれかの勝利に賭けた人で、KOか判定、ラウンドを指定した人は除外される。報道ではシーザース・パレスは日本円で数千万円単位の損害を被るといわれる。
ネバダ州全体では2000万から3000万ドル(約22億円から33億円)の賭け金が投じられたといわれ、最高額はMGMグランドで50万ドル(約5500万円)ゴロフキンに賭けた人だった。この人物にはカジノで使われるチップで支払われた。
ちなみに直前のオッズでドローは20倍と出ており、100ドル(約1万1000円)賭けて約22万円戻る計算になる。