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井上尚弥が統一戦熱望、B級なら「ネリとやりたい」

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 WBO世界S・フライ級チャンピオンの井上尚弥(大橋)が21日、弟の拓真、父の真吾トレーナーと神奈川県の黒岩祐治知事、県議会の佐藤光議長を表敬訪問。訪問後の取材で、年末の統一戦実現を熱望した。

 井上は9日(日本時間10日)アメリカ初進出戦でアントニオ・ニエベス(米)をまったく寄せ付けず、楽々とV6に成功。「KANAGAWA JAPAN」というコールに「ゾクゾクした」という井上は「またアメリカで試合をして、日本、神奈川を盛り上げていきたい」と知事に約束。拓真は「来年中には兄弟で世界チャンピオンになります」と公約を掲げた。

IBF王者アンカハスとの統一戦は?

 年末に予定する防衛戦に向け、本格的なトレーニングは10月に再開する予定。気になる対戦相手について井上は、大橋秀行会長に統一戦を熱望していることを明らかにした。

 S・フライ級は、ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)を返り討ちにしたWBC王者シーサケット・ソールンビサイ(タイ)がフアン・フランシスコ・エストラーダ(タイ)との指名試合を義務付けられ、WBA王者カリド・ヤファイ(英)は石田匠(井岡)と10月28日に防衛戦が決まってる。交渉のターゲットは残るIBF王者ジェルウィン・アンカハス(比)だ。

 ところがアンカハスが指名戦を11月に予定しているという報道があり、状況は今のところ厳しい。それでも井上によると「いま会長が猛烈に交渉している」とのことで、これが実現すれば、心置きなくS・フライ級を卒業することになりそうだ。

バンタムはWBCベルトにあこがれ

 統一戦が決まらなくても年内はS・フライ級にとどまってV7戦を行う。その後は、減量の状況を踏まえて来春の統一戦に期待をつなぐか、V7を最後にバンタムに上げる、という2パターンを今のところ描いている。

 バンタム級について井上は「バンタムなら(山中から王座を奪った)ネリとやってみたい。WBCのバンタム級はすごくあこがれがあるんです」と説明。辰吉丈一郎、長谷川穂積、山中慎介と日本を代表する歴代王者が腰に巻いた緑のベルトに強い意欲を見せた。



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