前WBAミドル級“レギュラー”王者ダニエル・ジェイコブス（米＝写真）が英国のエディ・ハーン・プロモーター率いるマッチルーム・ボクシングと契約。テレビ局もこれまでのショータイムを離れ、ライバルのHBOへ移籍した。23日（日本時間24日）同プロモーターとHBOがメディアに通達した。
ジェイコブス（30歳＝32勝29KO2敗）は3年前に発足したPBC（プレミア・ボクシング・チャンピオンズ）の看板選手としてリングに上がっていた。3月のゲンナジー・ゴロフキン戦ではダウンを喫しながらも拮抗した展開に持ち込み、小差の判定負け。主要4団体でいずれも上位にランクされ、強豪の一人に挙げられる。マッチルーム・ボクシングに加入した初の米国人選手となった。
復帰戦は11.11ニューヨーク
契約にあたりジェイコブスは「本当にエキサイトしている。これは私のキャリアの新しいスタート。世界に私のスキルを披露するチャンスを得た。アクティブにリングに上がり世界ミドル級タイトルを奪回したい」とコメント。標的をHBO傘下のゴロフキンとサウル“カネロ”アルバレスに定めながら試合をこなすもようだ。
復帰戦は11月11日、ニューヨークのナッソー・コロシアムで中堅ランカー、ルイス・アリアス（米）との12回戦がセットされた。実力者ジェイコブスの復帰でミドル級戦線がますます活気を帯びてきた。