WBO世界ヘビー級王者ジョセフ・パーカー(ニュージーランド)が次期挑戦者に同級9位、藤本京太郎(角海老宝石)の名前を挙げている。複数の海外メディアが報じた。
パーカーは23日(日本時間24日)、英国で指名挑戦者ヒューイ・ヒューリー(英)を2-0判定で下して2度目の防衛に成功。試合後、パーカー擁するデュコ・イベンツのデビッド・ヒギンス氏が、次期防衛戦について12月か来年の早い段階で、日本か米国のリングで戦う可能性を示した。
パーカー陣営「次は日本かアメリカで」
同氏は次戦が選択試合になることを強調した上で「東京で世界ヘビー級タイトルマッチの舞台にたった日本人は過去に一人もいない」と日本人選手初の世界ヘビー級タイトルマッチ開催を提案。一方で同氏は「我々のパートナーであるボブ・アラムがアメリカにいる」と米国進出と両にらみの構えを見せた。
藤本をプロモートする角海老宝石ジムの萩森健一マネジャーによると、パーカーとは以前から対戦話があり、5月に地元で初防衛戦をした際は、契約締結寸前まで話が進んだ。ファイトマネーの問題などハードルがあり、実現の見通しはいまのところ不透明だが、同マネジャーは「交渉を進めていく」と話している。
藤本は現時点で11月4日、後楽園ホール「ダイナミックグローブ」でランドール・レイモント(豪州)と自身が保持するOPBF&WBOアジアパシフィック王座の防衛戦を行う予定。