香港コンベンションセンターであす7日ゴングとなるDEFプロモーションズのイベントの前日計量が現地で行われ、メインのWBOインターナショナルS・フライ級タイトルマッチは、地元の王者レックス・ツォと挑戦者で元WBA世界S・フライ級チャンピオンの河野公平(ワタナベ)がともにリミットの115ポンド(52.1キロ)であすの試合に進んだ。
36歳の河野は昨年暮れ、WBO同級王者の井上尚弥(大橋)に敗れて引退も考えたが、熱く会場が燃え上がる香港で、WBO2位のツォと試合ができることにモチベーションを感じて現役続行を決意。香港の夜を激しく盛り上げる意気込みだ。
一方のツォは香港で地域王座の防衛戦を続け、戦績を21勝13KO無敗まで伸ばしている。世界王座を2度獲得したベテランの河野を踏み台に、世界タイトルマッチの舞台に立つことができるだろうか。
セミにはOPBC女子S・バンタム級王者の後藤あゆみ(ワタナベ)がカーティ(インド)と対戦。3度目となる香港のリングで、WBO女子アジアパシフィックS・バンタム級王座決定戦を争う。計量は後藤がリミットの122ポンド(55.3キロ)、カーティが120ポンド(54.4キロ)だった。
また、海外経験豊富な日本S・フェザー級6位の渡邉卓也(青木)はリ・レシャン(中)とWBOオリエンタルS・フェザー級王座決定戦を行う。計量は両者ともにリミットの130ポンド(58.9キロ)。渡邉は3戦連続で香港のリングとなる。