英国北アイルランド、ベルファストのSSEアリーナで行われたWBO世界バンタム級タイトルマッチはサプライズ決着。王者ゾラニ・テテ(南アフリカ)が挑戦者3位シボニソ・ゴニャ(ナミビア)に初回開始直後、一撃KO勝ち。タイムは11秒。世界戦の最短KO記録となった。
サウスポー同士。開始ゴングからわずか6秒。テテが最初に放ったパンチ、右フックでゴニャはリング中央に大の字。フィル・エドワーズ主審はカウントを数え始めたが、ゴニャがまったく反応がないことから即ストップをコールした。
リング上で4分ほど介抱を受けたゴニャ(25)は11勝5KO2敗。元IBF世界S・フライ級王者のテテ(29)は初防衛に成功。戦績は26勝21KO3敗。これまでの世界戦最短KOは96年1月、IBF世界ミドル級王者バーナード・ホプキンスがスティーブ・フランクを初回24秒で倒した試合だった。Photos/SUMIO YAMADA