ニューヨーク、マジソンスクエアガーデンのザ・シアターで25日(日本時間26日)挙行されたWBO世界L・ヘビー級王座決定戦は、前王者で3冠統一チャンピオンだったセルゲイ・コバレフ(ロシア)がビャチェスラフ・シャブランスキー(ウクライナ)に2回2分36秒TKO勝ち。アンドレ・ウォード(米)に明け渡した王座を奪回するとともに再起戦を飾った。
ジャブの差し合いで始まった初回、コバレフの右オーバーハンドが炸裂してシャブランスキーが前のめりにダウン。再開後、ロシア人の左ボディーから左右でシャブランスキーがまた倒れる。
シャブランスキーは2回に入っても上体の動きが少なくコバレフのジャブをもらう。ワンツーから右でウクライナ人はまたもダウン。続行に応じたが、右クロスでグラつき、コバレフが乱打を浴びせるとレフェリーがたまらずストップをかけた。
ウォード戦の連敗から脱したコバレフは31勝27KO2敗1分。初の世界タイトル戦だったシャブランスキーは19勝16KO2敗。