メキシコのアイドル、2階級制覇王者のサウル“カネロ”アルバレスが先週バチカンでローマ法王フランシスコに謁見が許された。ソーシャルメディアなどでその画像が流れ、ファンの間で話題となっている。
カネロは今月18日、英国北アイルランド・ベルファストで前王者カール・フランプトンと対戦した自身のプロモーション所属のオラシオ・ガルシア(メキシコ)をリングサイドで応援。そのままヨーロッパを旅行し、スペインからイタリアへ周遊。ローマ市内にあるバチカン市国で法王に面会した。
カネロは法王にメキシコ製の白いグローブを寄贈。「この経験は生涯忘れられない。とてもうれしく感謝している。法王の恩恵をキャリアで役立てたい」とコメント。カトリック教徒が多数を占めるメキシコでは「カネロは特権を享受した」と報じられる。
次回の試合に関してはゴールデンボーイ・プロモーションズがゲンナジー・ゴロフキンとの直接リマッチを交渉中。来年5月5日に実現する公算が強い。他方でミドル級のトップクラスとの対戦もオプションにあがっている。
なおボクサーでローマ法王に謁見したのはモハメド・アリのほか、4年前、当時のWBCミドル級王者セルヒオ・マルティネス(アルゼンチン)が今回と同じフランシスコ1世に面会している。Photo/BoxingScene.com