WBO世界L・フライ級チャンピオンの田中恒成(畑中=写真)が同タイトルの返上をWBOに文書で伝えた。畑中清詞会長が明らかにした。
田中は15年5月、日本国内最速となるプロ5戦目でWBO世界ミニマム級王座を獲得。1度防衛後に王座を返上し、昨年大みそかにはWBO世界L・フライ級タイトルを獲得して2階級制覇を達成した。
今年に入ってWBA世界同級王者である田口良一(ワタナベ)との統一戦をぶち上げ、年末の対戦に向けて機運を盛り上げていた。しかし、田中が9月のV2戦で勝利したものの、この試合で両目を負傷してしまったため、年末の統一戦は白紙となった。
かねて減量のきつかった田中はこれを機にフライ級への階級アップを決断。畑中会長は「近く記者会見を開いて説明します」と話した。