ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで9日(日本時間10日)ゴングとなるWBO世界S・フェザー級タイトルマッチの前日計量が現地で行われ、王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)が129ポンド(58.51キロキロ)、挑戦者でWBA世界S・バンタム級スーパー王者ギジェルモ・リゴンドウ(キューバ)が128.4ポンド(58.24キロ)でリミットの130ポンドをクリアした。
両者ともに2大会連続五輪金メダリストで、プロでもそのテクニックは群を抜く。ゆえに対戦相手から敬遠されることも多く「ならばこの2人で」とトップランク社が用意した一戦だ。
特にリゴンドウはその強さとディフェンシブな戦いぶりから「試合が面白くない」と言われ続け、試合枯れした時期も少なからずあった。だからこそ、リスクの高い2階級アップまでして、ロマチェンコ戦を決意したのだ。
ロマチェンコは「みんなリゴンドウのスタイルを知っている。私は彼を追いかけてつかまえなければならない。なぜなら彼は待って、待って、待ち続けるからだ」と試合の中身を予測した。
実際にどのような試合になるのかは「100回言うよりも、試合を見てもらったほうがいいだろう」(ロマチェンコ)。オッズメーカーの出しているオッズはだいたい9-2(ロマチェンコの勝利が1.22倍、リゴンドウの勝利が4.33倍)でロマチェンコ有利と出ている。Photo:Mikey Williams/Top Rank.