WBC世界S・フェザー級王者ミゲール・ベルチェルト(メキシコ)が同級5位クリスチャン・ミハレス(メキシコ)と2度目の防衛戦を行うことが決まった。スケジュールは2月10日、メキシコのカンクン。同地出身のベルチェルトは凱旋試合となる。
防衛戦が決まったベルチェルト Photo/SUMIO YAMADA
ベルチェルト(26)は7月、三浦隆司とのV1戦で判定勝ちを収めたが、右拳を負傷。内定していた元WBO王者オルランド・サリド(メキシコ)との防衛戦に応じることができなかった。代わりにサリドと対戦したミゲル・ローマン(メキシコ)がTKO勝ち。ローマンとの防衛戦が濃厚と思われた。しかし元S・フライ級王者のベテラン、ミハレス(36)を迎えることになった。
ミハレスは川嶋勝重を下してWBC・S・フライ級王者に就き、アレクサンデル・ムニョス(ベネズエラ)からWBA王座を吸収。しかしIBF王者ビック・ダルチニアン(豪)との3冠統一戦に敗れ無冠となった。
その後S・バンタム級挑戦は失敗したが10年、IBF世界S・フライ級王座に就いた。14年4月、WBC・S・バンタム級レオ・サンタクルス(メキシコ=米)に挑み大差の判定負け。その後9連勝して健在ぶりを示している。予想は不利だが、王座を獲得すれば4階級越えの7年ぶりの世界王者復帰となる。