現地時間20日ニューヨークのバークレイズセンターで挙行される2つのIBF世界タイトルマッチの最終会見が18日(日本時間19日)ダウンタウンのザ・ドリームホテルで行われた。
メインのウェルター級戦は、王者エロール・スペンスJr(米)が2階級制覇王者ラモント・ピーターソン(米)と初防衛戦。セミ格のライト級戦は、王者ロバート・イースター(米)が元S・フェザー級王者ハビエル・フォルトゥナ(ドミニカ共和国)と3度目の防衛戦を行う。
マイクの前でスペンスは「この試合はイージーだと言う人もいるけど、ラモント・ピーターソンのキャリアをチェックすれば激戦になるだろう。防衛戦まで時間を要したのは他の選手たちが応じてくれなかったから。受けてくれたラモントは本当のファイターだ」と相手を立てた。
同時に「今年は3度リングに上がりたい。(統一王者)キース・サーマンとの統一戦を希望している。今でも倒す準備はできている」と今回の試合がビッグステージへの一歩であることを強調した。
一方、ピーターソンも「展開はラフなものになる」と乱戦を予想。「でも私は自分のスキルレベルを披露することにエキサイトしている。ディフェンス、オフェンス、そのシフトがボクシングの魅力だ」と発言。昨年2月以来のリングと王者よりもブランクが長く、スター候補のスペンスにどの程度対抗できるか疑問だ。
ライト級のイースターは「サウスポーは苦手にしていない。リーチと身長とスピードが決め手になる」とフィジカル有利を生かして戦うと宣言。対するフォルトゥナは「身長、リーチ差は影響しない。ドミニカにベルトを持ち帰る」と誓った。Photos from Tom Casino/SHOWTIME