レノックス・ルイスvsビタリ・クリチコ以来、アメリカで開催される注目度の高い世界ヘビー級タイトルマッチといわれる王者デオンタイ・ワイルダー(米)vs挑戦者ルイス・オルティス(キューバ)のWBCタイトル戦の最終記者会見が1日(日本時間2日)ニューヨークのマンハッタンで開催された。試合は現地時間あさって3日、同地ブルックリンのバークレイズセンターでゴングが鳴る。以下は両者のコメント。
ワイルダー「私がこの試合を希望したのはオルティスがテクニックに優れた選手であるだけではなく、ファンを虜にする男でもあるからだ。他のチャンピオンたちは彼との対戦を敬遠したから、私はこのチャンスを生かして自分がベストであることを証明してみせる」
オルティス「デオンタイは素晴らしいチャンピオンだけど、これは私のチャンスだ。同時にキューバ・ボクシングの誇りをかけて戦う。この試合は2つの機関車が同じ線路でぶつかるようなものだ。彼の目に恐怖が走っている。今回は私が主役。100%準備が整っている」
当初セミ格でジャモール・チャーロ(米)vsウーゴ・センテノ(米)のWBCミドル級暫定王座決定戦が組まれたが、センテノの負傷で4月に延期。代わりにアンドレ・ディレル(米)vsホセ・ウスカテギ(ベネズエラ)の再戦が組まれた。
昨年5月、ラウンド終了後にウスカテギが放ったパンチでディレルが倒れ、米国人が失格勝ち。ディレルのセコンドがウスカテギにパンチを見舞い逮捕された因縁の対決。その時ディレルが獲得したIBF・S・ミドル級暫定王座が争われる。Photos from Amanda Westcott/SHOWTIME