WBA世界ミドル級チャンピオンの村田諒太(帝拳)が8日、4月15日に横浜アリーナでゴングとなる挑戦者8位エマヌエーレ・ブランダムラ(イタリア)との初防衛戦に向けてスパーリングを報道陣に公開した。
この一戦に向け、陣営はこれまでに何度もパートナーを務めているアドリアン・ルナ(メキシコ)に加え、新たにブランドン・クォールズ、ジョシュア・コンリーのアメリカ人2選手を招へい。この日はクォールズと2ラウドのスパーリングを披露した。
クォールズはブランダムラと同じ身長178センチで、ジャブ、ワンツーを軸に組み立てるスタイルも挑戦者と共通する。この日の村田は新パートナーに圧力をかけ、ジャブ、右ストレート、左ボディを打ち込み、好調なところを見せつけた。
試合までブランダムラ対策は続くが、村田は「試合のテーマといっても根本的にやろうとすることは同じ。プレッシャーをかけて相手が嫌がるまでパンチを打ち込むということ」と自らのスタイルを貫くことを強調。まずは相手よりも自分という考えだ。
今後は「前回のエンダム戦に比べて驚くようなスパーリング数にはならないと思う」とのこと。世界チャンピオンとして、いい意味での余裕も感じさせた。