4月15日横浜アリーナでWBAミドル級王座初防衛戦を行うチャンピオン村田諒太(帝拳)。本番までちょうど1ヵ月となった15日は都内のジムで軽めのメニューを消化した。
村田によると、今週は月~水曜日までスパーリングをしたため、その疲れをおさえることに充てたという。バンデージも巻かなかったが、シャドーでは1時間以上もの間、黙々とフォームの調整に努めた。その後ロープも跳んで、汗を絞った。
エマヌエーレ・ブレンダムラ(伊)を迎える初防衛戦。やはり村田の試合とあって注目度も違うわけだが、徐々にその日が近づく中にあって今回は本人も認めるように、いい意味での余裕が感じられる。
「まあ、いろいろと経験しましたから」と村田。ハンパでない重圧がのしかかったエンダムとの再戦をクリアしチャンピオンとなった村田は、やはりそのぶん自信も強めているに違いない。
来週半ばには新たにパトリック・デイ(米)がスパーリング・パートナーとして来日する。エンダム戦でもパートナーを務めた、すばやく動ける選手だ。「ブランダムラは序盤が速いので、ちょうどいいと思います。スパーの最後は動きの速い選手とやるほうがいいんですよ」と村田はデイの再来日を歓迎していた。