WBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦、WBA世界L・フライ級王座決定12回戦(18日・神戸ポートピア)に出場する4選手の予備検診が15日、神戸市の旧真正ジムで行われた。4選手はともに体調は良く、2日後の計量、3日後のゴングを待つばかりとなった。
WBOミニマム級王座の初防衛に臨む山中竜也(22=真正)は「身長、体格はいっしょで想定内」と挑戦者の同級4位、モイセス・カジェロス(28=メキシコ)と握手。昨年の試合より、胸囲が3センチ増えており、「トレーニングの成果かな。体調はばっちりです」と自信をのぞかせた。カジェロスは「山中は強そうに見えるが、勝つのはオレだ。体重も問題ない」と断言。主な検診結果は以下の通り。
山中 カジェロス
身 長 162.5cm 162.5cm
頸 周 34.0cm 36.5cm
胸 囲 87.0cm 80.5cm
リーチ 169.0cm 173.0cm
視力 左1.5右1.5 左1.5右2.0
初の世界戦でWBA世界L・フライ級王座を目指す同級2位、小西伶弥(24=真正)は「ほりが深くて格好いいですね」と同級1位、カルロス・カニサレス(24=ベネズエラ)との初顔合わせの印象を語り、周囲を笑わせ、「階級をL・フライに上げたので、体調はいい。普段通りにがんばるだけ」と秘めた闘志をみせた。
前日にはかりに上がってリミット48.9キロを100グラムオーバーを報道陣に公開したカニサレスは「小西に敬意を表して戦いたい。よく練習しているようだが、100パーセント万全の仕上がりで、家族や支援者のためにベルトをベネズエラに持って帰る」と自信たっぷり。「勝って、小西に再戦のチャンスを与えたい」とまで言い切った。
カニサレス 小西
身 長 159.5cm 163.5cm
頸 周 36.0cm 35.0cm
胸 囲 84.5cm 89.0cm
リーチ 164.0cm 166.0cm
視力 左1.5右1.5 左0.9右0.8