元ヨネクラジムのトレーナーで「エディ賞」も受賞した川島利彦さんが7月21日にがんのため亡くなった。74歳だった。葬儀は本人の希望により、親族による密葬として執り行われている。
川島さんは東京都出身。1963年にヨネクラジムがオープンすると、間もなく入門し、フライ級でリングに上がった。3戦(2勝1KO1分)して負け知らずのまま、短期間の現役生活に別れを告げた。
その後はトレーナーとして米倉健司会長を支え、柴田国明やガッツ石松らの世界王者の指導スタッフをつとめた。ヨネクラジムの「縁の下の力持ち」といった存在で、その功労を称えられて、2003年にはその年もっとも活躍したトレーナーに贈られる「エディ・タウンゼント賞」にも選ばれている。