5月5日に予定されるミドル級WBA“スーパー”・WBC・IBF統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)の防衛戦の会場がラスベガスの大会場、T-モバイル・アリーナから変更される可能性が出てきた。候補にはロサンゼルス近郊カーソンのスタブハブセンターがあがっている。9日(日本時間10日)ロサンゼルスタイムズが報じた。
ゴロフキンの試合に関してネバダ州アスレチック・コミッション(NSAC)は先週、会場の変更を許可。これまで何度もビッグマッチの舞台となった同じラスベガスのMGMグランドガーデンアリーナで開催される見込みとなった。
しかし、スーパースターのサウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)が薬物問題で出場を辞退し、世界的に無名に近い選手が代役を務めざるを得ないことから、よりキャパシティーの少ない会場へシフトされる可能性が高まっている。
ゴロフキンは14年10月、スタブハブ・センターでマルコ・アントニオ・ルビオ(メキシコ)をストップして防衛を果たしている。
対戦相手にはミドル級ランカーでカネロと同じGBP傘下のゲーリー・オサリバン(アイルランド)、IBFの指名挑戦者セルゲイ・デレフヤンチェンコ(ウクライナ)が有力。デレフヤンチェンコはプロモーターのルウ・ディベラ氏がプッシュ。またNSACから難色を示されたメキシコのホープ、ハイメ・ムンギア(21歳=28勝24KO無敗)は、カーソン開催になれば出場が認められるという。
ちなみにゴロフキンは週末、ロサンゼルス近郊のサンタアニータでチームと競馬を観戦。英気を養い、リラックスした。Photo by Tom Hogan/Hoganphotos