同じくニューヨークのバークレイズセンターで21日挙行されたWBCミドル級暫定王座決定戦は、同級1位ジャモール・チャーロ(米)が4位ウーゴ・センテノ(米)に2回55秒KO勝ち。同級正規王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)挑戦へ強烈なデモンストレーションを行った。
波乱のない初回が終わり2回に突入。ここでチャーロの右オーバーハンドからのコンビネーションが炸裂。最後、左フックを食らい背中からダイブしたセンテノはそのままカウントアウトされた。
リング上のテレビインタビューで「これで2階級制覇だ。トリプルGを連れてこい。早く試合がしたい」と訴えたチャーロは27勝21KO無敗。昨年7月、同じバークレイズセンターでWBCの指名挑戦者に就き、今回暫定王座獲得とゴロフキン戦に大きく前進した。
ミドル級はゴロフキンがWBAスーパー、WBC、IBF王座の3冠を保持。WBA正規王者に村田諒太(帝拳)、WBO王座にビリー・ジョー・サンダース(英)が就いている。チャーロ兄のWBC暫定王座獲得で、ミドル級戦線からますます目が離せなくなってきた。
カリフォルニアが地元のセンテノはマチェック・スレッキ(ポーランド=来週ダニエル・ジェイコブスと対戦)戦に続く2度目のストップ負けとなった。26勝14KO2敗1無効試合)。Photos from Amanda Westcott/SHOWTIME