元WBA世界S・ミドル級スーパー王者でL・ヘビー級4団体で上位にランクされるアンドレ・ウォード(米=写真)が6日(日本時間7日)、米カリフォルニア州オークランドのオラクル・アリーナのリングに上がり、L・ヘビー級WBA10位、WBO13位のアレクサンデル・ブランド(コロンビア)に3-0判定勝ちを収めた。スコアは120-108×3。
11月19日ラスベガスで世界L・ヘビー級3団体統一王者セルゲイ・コバレフ(ロシア)との対戦が内定しているウォード。予想通り序盤から試合を優勢に進めたが、柔軟なボディワークで決定打を許さないブランドにもう一撃が出ないまま試合は進行した。ポイントで大きくリードするウォードは終盤、左をヒットして攻勢に出たが、最後までこれといった見せ場を作ることができないまま、終了のゴングとなった。
戦績を30勝15KO無敗としたウォードは試後、リングインしたコバレフと握手。11月19日ラスベガスのT-モバイル・アリーナとも言われる対決に向けて前景気をあおった。39歳のブランドは25勝19KO2敗。 セミで行われたWBO北米S・ライト級タイトルマッチは、王者でWBO8位のモーリス・フッカー(米)がタイ・バーネット(米)に1回2分17秒KO勝ち。戦績を21勝16KO2分とした。Photo/SUMIO YAMADA