25日大田区総合体育館でWBC世界L・フライ級チャンピオン、拳四朗(BMB)に挑戦する前王者のガニガン・ロペス(メキシコ)が21日、都内の帝拳ジムで練習を公開した。
およそ1年前に拳四朗に0-2判定で敗れ、タイトルを失ったロペス。初戦が非常に小差だっただけに、拳四朗へのリベンジにさぞかし燃えてるかと思いきや、この日のロペスは景気が悪い。
「メキシコで飛行機が飛ばず、8時間待たされた」、「コンディション? まだどういう状態か自分でも分からないが、戦えると思う」。どうにも頼りないのだ。
この日のインタビューではまともな答えがあまりなかったが、それでも周囲に話を聞くと、本当は「前回の試合は絶対にオレが勝っていた。貸しているベルトを返してもらう」と憤慨しているとのこと。記者会見ではあえて本音を隠した?
シャドーとシングルボールを打つ程度の公開練習を視察した拳四朗の父、寺地永会長は「ロペスは他の選手よりもスタミナがある。判定を持っていかれないよう前半を取ることがポイント」と序盤の戦いをキーにあげた。
ただし勝ちに関しては疑いを持っておらず「拳四朗はこれからの選手。こんなところで負けていられない」と前王者を一蹴する意気込みだった。