WBCフライ級5位にランクされる20歳の中谷潤人(M.T)があす6日、後楽園ホール「ダイナミックグローブ」に登場。メインのフライ級10回戦でデクスター・アリメンタ(比)と対戦する。
デビューから15連勝(11KO)をマークし、関係者からピカイチの声も上がる中谷が初メインイベントを務める。前日計量をリミットでクリアした中谷は「歴史あるダイナミックグローブのメインを務めるということで気持ちが引き締まる」とまずは殊勝にコメントした。
世界ランキングはWBC5位、WBO14位まで上がってきたが、まずはともにランク2位につける日本、またはOPBFタイトルをターゲットに定める。「次はタイトルをみんなに言ってもらえるようなインパクトのある勝ち方をしたい」とは本音だろう。
アリメンタは13勝9KO3敗の22歳。IBFミニマム級14位だった16年10月に来日し、谷口将隆(ワタナベ)にダウを奪われての1-2判定負け。小柄な体から繰り出左右の荒っぽいフックが持ち味のフィリピンファイターだ。
この試合に向けて3階級上の日本王者である久我勇作(ワタナベ)、4階級上の世界ランカー、阿部麗也(KG大和)らとスパーリングを積んだ20歳は「しっかりとボクシングを組み立てたい」とあくまで冷静。タイトル戦に向けて着実にステップアップする。