試合まであと2日に迫ったIBF世界S・バンタム級タイトルマッチの予備検診が14日、都内のホテルグランドパレスで行われ、V2戦を迎えたチャンピオンの岩佐亮佑(セレス)と指名挑戦者のTJ・ドヘニー(アイルランド)が初めて顔を合わせた。
減量が順調で疲労も抜けてきたという岩佐は「思ったよりも小さかった」と挑戦者の印象を語った。身長さは5.5センチ、リーチ差は8.5センチと出たが、そもそも想定の範囲内で驚いた様子はない。
それよりも目を引いたのはドヘニー陣営も指摘したように岩佐のリラックスぶり。前回3月の検診に比べ、身長が0.5センチ、リーチが1センチ増していたチャンピオンは「まだまだ成長してますね」と笑っていた。
一方のドヘニーは「精神も肉体も100%に仕上げた。リーチで不足している部分はパワーで補う」と自信たっぷり。2日前にフィアンセのレベッカさん、1歳になる息子テオちゃんも来日したという挑戦者は「プロになって6年、ここに来るまでは苦労があった。木曜に岩佐を倒す」と気合十分だった。主な検診結果は以下の通り。
岩佐 ドヘニー
身 長 171.5cm 166.0cm
頸 周 38.0cm 37.0cm
胸 囲 88.0cm 95.2cm
リーチ 181.0cm 172.5cm
視力 左0.8右0.6 左1.5右1.5