■S・ミドル級とL・ヘビー級で世界王座に就いたグラシアノ・ロッシジャーニ(ドイツ)が1日、イタリアのシチリア島で車にひかれ死亡した。54歳だった。元王者は同地にガールフレンドがおり、3人の子供と暮らしていた。ロッシジャーニは決定戦でL・ヘビー級王座を獲得したのにスター選手のロイ・ジョーンズ(米)を王者に復帰させたのは不当だとWBCに訴訟を起こし、WBCを破産寸前に追い込んだことで有名になった(その後和解)。生涯戦績は41勝19KO6敗1分。
■6日に行われる前WBCバンタム級王者ルイス・ネリ(メキシコ)の復帰戦が当初報じられた米サンディエゴではなく、地元ティファナの野球場ガスマート・スタジアムのリングにセットされた。3月の山中慎介とのリマッチで大幅な体重オーバーでベルトをはく奪されたネリは処分が解け、キャリアを再スタートする。相手はジェイソン・カノイ(比)。メキシコにはTVアステカ、米国ではESPN+が中継する。
■30日フィリピンのケソンシティにWBAバンタム級暫定王者レイマート・カバリョ(比)が出場。ジュリアス・キサウィレ(タンザニア)に無冠戦で初回TKO勝ち。同じリングで日本で大森将平(ウォズ)と2度対戦したマーロン・タパレス(フィリピン)が1年5ヵ月ぶりに復帰。フェザー級戦でグッドラック・ムレマ(タンザニア)にこれも初回TKO勝ち。