本番まであと2週間余り、ロブ・ブラント(米)とのWBAミドル級王座2度目の防衛戦(米ラスベガス、現地時間20日)に備えるチャンピオン村田諒太(帝拳)。4日は都内のジムでサンドバッグ打ち、ミット打ちなどのメニューをこなした。
田中繊大トレーナーと話し合い、微調整をしながらのミット打ち。力強い左ジャブで間合いを詰め、右のストレートをガンガン打ち込んだ。パンチの威力がしっかりと伝わるポイントを意識して繰り返す。合間に笑顔ものぞかせるなど、見ていて不安になるようなところはまずなかった。
そろそろ減量の時期に差し掛かる。渡米した際に「リミットよりプラス3、4キロで入れれば」というのが村田の計画で、これは問題なさそう。実戦練習も佳境で、来日中の3人のパートナーが帰国するまで調整に励むつもりだ。
挑戦者ブラントの映像もチェックしはじめ「ま、やはりうまいですね」と村田は言う。勝利とともに内容も求められる米国戦に精神的な重圧もあるだろうが、傍目にそれをうかがわせないのはさすがだ。