あす20日（日本時間21日）に迫ったWBAミドル級タイトルマッチの計量がラスベガスのパークシアターで行われ、チャンピオン村田諒太（帝拳）と3位挑戦者ロブ・ブラント（米）はともに一発でクリアした。村田は72.2キロ、ブラントは71.8キロ。
計量に合格した村田はトップランクのインタビューに「絶対に倒しますので楽しんでください」と答えた。ブラントと至近距離で対面して闘志をさらにかき立てられた様子。「倒す」発言はともすると力みを招きかねないものだが、今回の村田の立場がそう言わせる面もある。
浜田代表「さらに大きな試合のための一戦」
計量を見守った浜田剛史・帝拳代表はこの日もブラント戦は「次のさらに大きな試合のための一戦」であると強調した。勝つことは当然として、ずばり、倒し方が求められるということだ。浜田代表は「ブラントは脚の速い選手なので、そう簡単には当たらないと思う」としつつ、チャンピオン村田に大きな期待を寄せている。
まずは計量を無難にこなし、村田は笑顔ものぞかせていた。あとは練習してきたことをリングで出すだけといった表情。ラスベガスのミドル級戦はいよいよあすゴング──。
試合の模様はアメリカではESPN+が生中継。日本ではDAZNが日本人の世界タイトルマッチとしては初の生中継を実施する。