ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級準々決勝兼IBF同級タイトルマッチの会見が18日行われた。カードは王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)vs挑戦者3位ジェイソン・マロニー(豪)。この試合の勝者が準決勝でWBA王者の井上尚弥(大橋)と対戦する。
ロドリゲスは5月、ポール・バドラー(英)との決定戦で獲得した王座の初防衛戦。試合はあさって20日(日本時間21日)米フロリダ州オーランドのCFEアリーナで挙行される。以下は両選手のコメント。
ロドリゲス「体調はいい。マロニーは本当のファイターと聞いているので、ベストなコンディションで向かってくることを期待している。オーランドのプエルトリコ人ファンの前でファイトできることに誇りを感じる」
マロニー「我々は3週間前からここで調整している。私は世界チャンピオンに就く夢を成し遂げるためにここにいる。私はこのトーナメント(WBSS)でかなりのアンダードッグだけど手ぶらでリングを降りるつもりはない。世界にショックを起こす」
WBSSバンタム級は井上が衝撃の初回KO勝ち、WBO王者ゾラニ・テテ(南アフリカ)がロシアで辛勝で準決勝進出。実力評価が高いロドリゲスが初戦でどんなパフォーマンスを披露するか興味深い。なお、この試合を観戦する井上がすでに米国入りしている。
同じリングではWBSSクルーザー級シーズン2の準々決勝も行われる。昨年準決勝で敗退したユニエル・ドルティコス(キューバ)が元王者王者マテウシュ・マステルナク(ポーランド)と対戦する。