IBF・S・フライ級挑戦者決定12回戦に出場する同級3位の船井龍一(ワタナベ)と同7位ビクター・エマニュエル・オリボ(メキシコ)が9日、日本ボクシングコミッションで計量を行い、船井が52.0キロ、オリボがリミットの52.1キロで合格した。
33歳の船井(30勝21KO7敗)は日本タイトルを2度防衛後、今年6月にワルリト・パレナス(比)を下してWBOアジアパシフィック同級王座を獲得。世界挑戦のウェイティングサークルに入っていた。
巡ってきたのはWBOではなく、IBFの挑戦者決定戦となったが、船井は「すごいチャンスなのでうれしかった。必ずものにしたい」と大歓迎。オリボ戦が決まったのは1ヵ月ほど前というが、ファイタータイプとスパーリングを重ね、万全の準備を整えたという。
初来日のオリボは15勝7KO2敗1分の22歳。船井に比べると小柄で、15年11月にのちのIBF・L・フライ級王者ミラン・メリンド(比)に1-2判定で敗れている。
船井にとっては初のメキシカン戦となるが、「タイミングが(日本人と)違うと聞いているので楽しみ」と対戦を心待ちにしている様子だった。現在のIBF同級王者は6度防衛中のジェルウィン・アンカハス(比)。
セミは日本S・フェザー級2位の富岡樹(REBOOT)と同7位の正木脩也(帝拳)による同級8回戦。ほかに以下の日本ユース・タイトルマッチ2試合が組まれている。
◇日本ユース・ライト級王座決定8回戦
利川聖隆(横浜光=日本9位 10勝6KO4敗)
vs
小田翔夢(白井・具志堅S=日本4位 9勝8KO)
◇日本ユース・ミニマム級王座決定8回戦
井上夕雅(尼崎亀谷=日本10位 7勝1KO1分)
vs
石澤開(M.T 4勝4KO)