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日本SW級王座統一戦 新藤vs渡部まさかのドロー

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 日本S・ウェルター級王座統一戦が20日、後楽園ホール「DANGAN219」のメインで行われ、正規王者の新藤寛之(宮田)と暫定王者の渡部あきのり(角海老宝石)はドロー。スコアは96-94、94-96、95-95だった。これにより両者ともに防衛成功。

 この結果により、チャンピオンカーニバルは新藤と最強挑戦者決定戦に勝利した松永宏信(横浜光)が対戦。この試合の勝者が渡部との対戦を義務付けられることになる。

 186センチの長身サウスポー新藤に対し、渡部は175センチの強打のサウスポー。埼玉・花咲徳栄高の1学年先輩でもある。

 試合は序盤から両者ともによく手が出た。新藤は動きながら左ストレート、右フックを断続的に決め、パワーで上回る渡部がジャブから接近してボディ打ち、もみ合ってボディ打ちで新藤を削っていく。5回終了時の採点は48-47×3で新藤がわずかにリードした。

 後半に入ると新藤が抜け出しにかかり、7回にはコンビネーションを叩き込んで見せ場を作った。しかしタフな渡部は8回、ボディブローで新藤に迫り、勝負の行方は分からなくなった。

 9回も勢いは渡部。新藤はパンチを返しているがダメージを感じさせる動き。10回は激しく打ち合って試合を終えた。新藤は20勝8KO4敗2分。渡部は37勝31KO7敗1分。

新藤「両者防衛…すっきりしないですね。途中いいのも入ったけど、もう一歩足りなかった。再戦だろうが、(挑戦権を獲得している)松永選手だろうが、決まればその試合に集中します」

渡部「(両者防衛は)不思議ですね。やっぱり勝ちたかった。ファイターとしての気持ちは持ってできたと思う。あきらめずに10ラウンド追いかけまわした。45戦やって納得いくボクシングができないんだからボクシングは難しい。というか自分が不器用だということですね」



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