22日、英国マンチェスターのIBF世界フェザー級戦は王者ジョシュ・ウォーリントンが挑戦者カール・フランプトン(ともに英)に12回3-0判定勝ち。ビッグネームのフランプトンをかわして初防衛に成功した。
日本の天笠尚にも勝ったことのあるウォーリントンはリー・セルビーから王座を奪取。元2階級制覇王者のフランプトンを迎えたこの試合も勢いよく、序盤から張り切って仕掛けた。2回は右フックでフランプトンの態勢を崩す。
その後もウォーリントンはクロスレンジの勝負強さを発揮してフランプトンとわたり合った。フランプトンも8回に有効打を決めてアピールしたが、終盤は顔に腫れも目立った。結局、フルラウンドの戦いの末、ウォーリントンが小差3-0(116-113、116-112×2)で支持された。
「ジョシュは予想していたよりもよかった」と負けを認めたフランプトンはキャリア2度目の黒星(26勝15KO2敗)。レオ・サンタクルスとの3度目の対戦が遠のいた。英国フェザー級戦争に勝ち残ったウォーリントン(28勝6KO無敗)は、今後他団体のチャンピオンとの統一戦も話題になりそう。Photo/SUMIO YAMADA