昨年8月、日本でIBF世界S・バンタム級王者の岩佐亮佑(セレス)に3-0判定勝ち。ベルトを奪取したTJ・ドヘニー(アイルランド)が英国のエディ・ハーン・プロモーターのマッチルーム・ボクシングUSAとサイン。今月18日ニューヨーク、MSGのザ・シアターで挙行されるイベントで初防衛戦が組まれることになった。7日(日本時間8日)ハーン氏がメディアに伝えた。
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昨年8月後楽園ホールで王座を獲得したドヘニー
挑戦者は今日現在未定。契約にあたりドヘニーは「プロボクシングの最高級チームとジョイントできて夢心地な気持ち。初防衛戦がマジソンスクエアガーデンにセットされてエキサイトしている。この試合は記念すべきもので今年はビッグイヤーにしたい」とコメント。
受け入れるハーン氏も「TJがチームに加わりとてもうれしい。彼は日本で素晴らしいファイトを演じ大きな勝利をつかんだ」と歓迎の姿勢。そして「18日防衛を果たせばWBA王者ダニー・ローマンとの統一戦を次に用意したい」とバックアップする。今回の契約はローマンをターゲットにしたものと受け取れる。
当日のメインはWBO世界ミドル級王者デメトゥリアス・アンドラーデ(米)がアルツール・アカボフ(ロシア)と初防衛戦。また3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(帝拳=ベネズエラ)が本格的にS・ライト級に進出。元WBA同級暫定王者パブロ・セサール・カノ(メキシコ)と12回戦を行う。試合はストリーミング配信サービスDAZNが全米へ中継する。