WBO世界S・ウェルター級王者ハイメ・ムンギア(メキシコ)に挑む同級3位の井上岳志(ワールドスポーツ)が23日、試合地の米ヒューストンで公開練習に臨んだ。試合は今週土曜日26日、同市のトヨタ・センターでゴングが鳴る。
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左からムンギア、デラホーヤ氏、井上
井上は同日のセミ格でWBAフェザー級タイトルマッチでレギュラー王者ヘスス・ロハス(プエルトリコ)に挑戦するツァン・シュー(中国)に続いてリングに上がり、シャドーボクシングを披露。
インタビューでは「近い距離で戦うボクシングを昔からやってきたので相手とうまくかみ合うと思います。米国デビュー、DAZNで試合が中継されることは光栄で、とてもうれしく思います」と発言。そして「いろいろな人々に支えられてここまで来た。日本のファンの期待に応えられるような試合を披露したい」と結んだ。
ヒューストンのザ・ノックアウト・ファクトリーというジムで行われたイベント。V3戦となるムンギアは定刻より10分ほど待たせて登場。「ヒューストンのファンに温かく迎えられうれしい。ファンにスペクタクルを提供する試合をお見せしたい」とコメント。
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井上はシャドーを見せたが、ムンギアは動かず
井上と斎田竜也会長らがリング下で待機する中、体を動かす素振りを見せず、チームとの記念撮影、井上との2ショット、プロモーター、オスカー・デラホーヤ氏との3ショット写真などに応じるのみ。手の内を明かすことがなかった。ただ公式データで10センチの身長差(ムンギア183センチ、井上173センチ)が明らかになった。
試合までの行事は明日24日正午(現地時間)から記者会見、25日一般公開で午後2時30分(同)から計量が予定される。Photos : Tom Hogan-Hoganphotos/Golden Boy Promotions