22ヵ月ぶりのリング登場となるWBA世界ウェルター級“スーパー”王者キース・サーマン(米)vs挑戦者7位ホセシート・ロペス(米)の最終記者会見が24日ニューヨークで行われた。この試合をメインとするPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)のイベントはあさって26日(日本時間27日)同地のブルックリン、バークレイズセンターでゴングとなる。以下は両者のコメント。
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サーマン(左)はロペス相手にどんな試合を見せるのか
サーマン「健康が回復し土曜日の試合に臨める。オフの期間にいろいろな試合を観戦する機会に恵まれた。試合前ナーバスになるのはごく自然なこと。でも圧倒されてはいない。いつもの試合と同じことだ。
この試合を受けたのは準備がすべて整ったから。試合で打ち合いになることもダメージを受けることもあるだろう。でも私のタマゴの殻は固い。戦争に突入すれば私の真価が発揮される」
ロペス「すべてのボクサー同様、私の自信も練習から生まれる。世界タイトル戦の準備をしてきたと自負している。いかなる結果が出ようと試合後、私はエクスキューズはしない。
ロバート・ガルシア・ファミリーの下でトレーニングに励んだ。試合にはロバートは家族の都合で不在になるけど、父のエドゥアルド・ガルシアがコーナーに陣取る。実質、ロバートがいるのと変わりない」
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ニヤンバヤル(右)とマレーロはランカー対決
地上波FOXが全米へ中継するイベント。トリプルヘッダーではロンドン五輪銀メダリストからプロ入りしたツグスソグ・ニヤンバヤル(モンゴル=WBA&WBCフェザー級7位)がクラウディオ・マレーロ(ドミニカ共和国=WBC3位)と12回戦。
ニヤンバヤルは「これはこれまでのキャリアで最難関。たくさんのサウスポーを相手にスパーを重ねた。この試合に勝って世界タイトル挑戦の道を拓きたい」とコメント。
対するマレーロは「フェザー級トップのサンタクルス、ラッセルと挑戦したいといつも願っている。今度の相手はリスペクトしているけど、どれほどのものを私がリングに持ち込むか彼は理解していないと思う。メインより我々の試合の方が面白くなる」と強打者対決に自信満々。
トリプルのもう一つはヘビー級10回戦。IBF5位アダム・コウナッキー(ポーランド)がデオンタイ・ワイルダーに挑戦歴があるジェラルド・ワシントン(米)と対戦する。 Photos by Stephanie Trapp