あす2日の「ダイナミックグローブ」セミでは、若手ナンバーワンのホープ、日本フライ級1位の中谷潤人(M.T)が同2位の望月直樹(横浜光)との日本同級王座決定戦に挑む。
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無敗の中谷(左)と望月、下馬評は中谷有利だ
既にWBC4位、WBO10位と世界ランキング入りしている中谷(17勝12KO無敗)は「この試合は世界へのステップだと思っている」とはっきり世界を口にした。
年末からおよそ2週間、ロサンゼルスで合宿を張り、「パワーパンチ、強く打つ練習をしてきた」という。特にジャブは自信をつけたようで「終始ペースを握って、組み立てた上で倒すのが理想」と試合をシミュレーションした。
一方の望月(15勝8KO3敗)は「人事を尽くして天命を待つ。やるべきことはやってきた」と大一番を前にも落ち着いた様子。「不利と思われていると思うけど、それは覆る。拮抗した試合になります」と静かに闘志を燃やした。
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アマチュアで活躍した李(左)はB級デビュー戦
前座にも注目選手が多数出場する。セミセミにはWBC・S・フライ級6位など4団体で世界ランク入りしている元WBAフライ級暫定王者の江藤光喜(白井・具志堅S)が登場。ロメル・オリベロス(比)と52.6キロ契約8回戦を行う。
さらに大阪朝鮮高級学校時代に62連勝をマークし、アマ通算102勝10敗の戦績誇る李健太(帝拳)がB級プロデビュー戦。同じくアマで全国大会5度優勝のホープ、中野幹人(帝拳)はプロ2戦目に挑む。