WBAは5日(日本時間6日)、3日の世界戦の入札を延期すると発表。これによりESPNなど米メディアは、WBA王者ダニエル・ローマン(米)とIBF王者TJ・ドヘニー(アイルランド)の統一戦が認められると報じた。試合は4月上旬、米西海岸での開催が有力とされる。
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ドヘニー(右)のV1戦で統一戦をアピールする両王者
WBAは当初、ローマンに対して1位ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)との指名試合をオーダーしていた。統一戦を認め、ローマンvsドヘニーの勝者に対し、アフマダリエフとの指名試合を指令することになりそうだ。
ローマンは17年9月、久保隼(真正)からタイトルを奪い、松本亮(大橋)らを退け3度の防衛に成功。昨年8月、岩佐亮佑(セレス)のベルトを奪ったドヘニーは1月に高橋竜平(横浜光)を下してV1。両王者ともに日本でもお馴染みだ。
S・バンタム級は、元IBF王者の小國以載(角海老宝石)、前IBF王者の岩佐、2度目の世界挑戦を狙う前日本王者の和氣慎吾(FLARE山上)、OPBF王者の勅使河原弘晶(輪島功一S)、元日本王者の久我勇作(ワタナベ)らが世界ランキングに名を連ねるほか、亀田和毅(協栄)がWBC暫定王座を手にしている。
このうち岩佐が2月16日、米ロサンゼルスでサセール・フアレス(メキシコ)と挑戦者決定戦を行うことが決まっている。ローマンvsドヘニーの行方が注目される。Photo/SUMIO YAMADA
■S・バンタム級世界戦線
WBA王者 ダニエル・ローマン(米=V3)
WBC王者 レイ・バルガス(メキシコ=V3)
2.9米インディオで防衛戦
WBC暫定 亀田和毅(協栄)
IBF王者 TJ・ドヘニー(アイルランド=V1)
IBF挑戦者決定戦(2.16ロサンゼルス)
岩佐亮佑(セレス)vsセサール・フアレス(メキシコ)
WBO王者 エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)