WBC世界S・バンタム級タイトルマッチは9日(日本時間10日)、米インディオのファンタジー・スプリングス・リゾート・カジノ行われ、王者レイ・バルガス(メキシコ)が挑戦者3位フランクリン・マンサニージャ(ベネズエラ)に3-0判定勝ちで4度目の防衛に成功した。
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バルガス(右)は失点を回復して判定勝ちでV4
WBCシルバー王座を保持するマンサニージャが2回、左フックでバルガスからダウンを奪った。序盤で失点したバルガスはここから盛り返し、偶然のバッティングで頭部と右目上部から出血しながらも判定勝ちした。スコアは117-108×3。マンサニージャは減点が2点あった。
バルガスは33勝22KO無敗。世界初挑戦のマンサニージャは18勝17KO5敗。これによりWBCはバルガスと暫定王者の亀田和毅(協栄)に対し、対戦交渉の指令を出す見込み。Photo/SUMIO YAMADA
■S・バンタム級世界王者
WBA ダニエル・ローマン(米=V3)
WBC レイ・バルガス(メキシコ=V4)
WBC暫定 亀田和毅(協栄)
IBF TJ・ドヘニー(アイルランド=V1)
WBO エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)
※ローマンとドヘニーは4月上旬、米国で統一戦が有力。
※IBF指名挑戦者決定戦、岩佐亮佑(セレス)vsセサール・フアレス(メキシコ)が今月16日、ロサンゼルスで行われる。